I'm too lazy to stop being lazy

映画や海外ドラマ、Netflix作品を中心に、好きなことについてだらだらと。

『アンブレイカブル・キミー・シュミット: キミーVS教祖』感想

Netflixオリジナル、インタラクティブ映画『アンブレイカブル・キミー・シュミット: キミーVS教祖』の感想です。

 

※ネタバレあります

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ドラマ版『アンブレイカブルキミーシュミット』が大好きで何回も観ていた作品。

どんな困難に出会っても強靭な精神力と行動力で楽しく乗り切っていくキミーと、個性強めでにぎやかな仲間たちが愛おしい。

 

映画になって帰ってくる&しかもインタラクティブ作品で!というニュースを知ってから心待ちにしていて、本来なら5月公開だったのでそれまでに全シーズン見直して準備していたのに、コロナのせいで日本版は延期になって心が折れてました。

が、ようやく無事日本でも公開となっただけで100億点!!!!!!!!!!!!!!

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この作品が存在するという事実だけで今年の残り5ヶ月は幸せに生きれると確信しています。

 

インタラクティブ作品なので、自分でキャラクターたちの行動を選べるのですが、いつものキミー、タイタスならこうするだろうなあって選択肢で進んでいったら何回も途中で話終わってしまって笑っちゃいました。

 

1回目、やっと最後までたどり着いたと思ったら、ジャクリーンがTime's up運動を(意図せず)撲滅してしまって毎日インスタで謝ってることになってしまい。

地獄だったのでその後3回ほどやり直しました。

 

その結果、1回じゃ観れなかったたくさんのシーンに出会えたのだけど、1番驚いたのがあのfemales are strong as hellでおなじみの主題歌が流れるオープニング場面で、2回目だしまあいっかと「イントロをスキップ」ボタンを押したら、主題歌歌ってるおじさんが登場して、スキップするなんて!って怒って、本来より長いバージョンを観せてきたところ...!

芸が細かい...!!!!!!なんて手の込んでる作品なんだ!好きすぎるぞ...!と感動してしまいました。

 

あとタイタスが赤ちゃんにreadingする選択肢。読み聞かせではなく、そのうちブログに書こうと思ってる『ルポールのドラァグレース』(元ネタは『パリ、夜は眠らない』)でおなじみ、眼鏡をかけたクイーンが、相手を上手くディスって笑いにするあのreadingをしてて、こんなところにもポップカルチャーへの愛が!!!と感激。

ありとあらゆる作品を引用するこのドラマが大好きなんです。

ダニエルラドクリフにドラマ『ビッグバンセオリー』のシェルドンがよく使う造語「バジンガ!」を言わせてたり。

 

数回観たあと、我慢できずにどの選択をすればどのシーンにたどり着くか書いてくれてるフローチャートを見てしまったので、それを見ながら色々試してみましたが、

ドナマリアのクリスマスの歌と、さらにそのあとの選択で流れるイースターエッグの映像!

たどり着いたときの喜び!

 

チャート見てぜひ試して下さい。

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今回もタイタスの言動がどれもこれも私でしかなくて、やっぱりタイタスは私のスピリットアニマルだなあと思いました。最強にlazyで好き勝手に生きるタイタス、大好きです。

 

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キミーの過去についてとか、教祖との関係とか、全く説明なかったし、みんなずっとボケてるけど誰も突っ込まない状態が永遠に続くのて、ドラマ観てないと内容はフルでは楽しめないかもだけど、数少ないインタラクティブ作品だし、自分の好きに登場人物を動かせることとか、そういう面では知らない人も楽しめると思います。

 

あと、選択によってその後のストーリーに影響が出たり出なかったり、人生においてもそうだよねって色々考えたりするきっかけにもなるので、みんなにおすすめしたいです。

 

Netflixインタラクティブ作品つながりで、私の大好きなフィンホワイトヘッドが主演の『バンダースナッチ』も一緒に是非!

 

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