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『フィル・ウァンのめちゃ"ウァン"タスティック』 感想

Netflixスタンダップコメディ作品『フィル・ウァンのめちゃ"ウァン"タスティック』(Phil Wang: Philly Philly Wang Wang)の感想です。

 

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笑いの種類が私の好みではなかった、、、なんでなのかずっと考えてるのですがいまいち分からず消化不良

 

日本の歴史や日本人が話す訛った英語がネタにされていること自体に居心地の悪さを感じたりオフェンシブだと思ったのか、そこに対する彼のスタンス(?)があいまい、というか「人種ネタがダメだというのはわかってますよ」感は一応伝えてくるけど、それを踏まえた上でもでも結局こういうのあるよねとネタにする感じ(?)がしんどかったのか、前者後者どちらもなのか、、
けど前者に関して言えば、同じような日本の戦時中にしたことについてロニーチェンや他の人がネタにしてた時はこんなにももやっとしなかったので、やっぱり彼のスタンスがわからない感じが私は苦手やったのかなあ

 

それはそれで、笑っていいこと笑ってはダメなことを明確にしてくれてないと困る、だとか、明らかに正しいものに対してしか笑っちゃダメだよね、と自分がすっごいそこに対してピリピリしてるんだなあと、、、なんだろ正しさにこの数年取りつかれててもうわからなくなってきた

難しいな😭😭😭😭😭

 

日本人ネタだけじゃなくて避妊に関する男女ネタも私はしんどかった、、、、、
男性は自分が妊娠するわけじゃないから無責任になりがちだけど、結局男性が避妊しないことで妊娠して困るのは女性なんだからね!という事実は述べてたけど、無責任な男性たちをネタにして笑ってた&笑えてたの、なんかなあ、、
私にとってはもっと深刻な問題なのでそのネタで笑いを取るのか、、、笑えるのか、、、と疑問だった

 

うーーーんやっぱり弱者側が自分たちをネタにして訴えるのは笑えるのですが(例えばアリウォンとか女性コメディアンがこの避妊ネタやってたらわたしはもっと笑えてたかも)、強者側が弱者側に寄り添う発言を前もってしつつも強者が弱者に対してしていることで笑いを取るのはなかなか難しくないですか、、、その点がボーバーナムとパットンオズワルトは白人ストレート男性というマジョリティ中のマジョリティだけど上手いよなあと思った

 

彼が笑いにしている対象が明確でない感じが私にはしんどかったのかもな、全然避妊しない男性の行いをネタにしてたけど、そのネタの仕方が、けど結局男ってみんなこうだよね(笑)って感じで、そこにそこまで鋭い批判の目はない感じ、、、?!

あーーー疲れてたから純粋に笑いたかったのにかえって余計に疲れてしまった😭
笑いって難しいですね&だからこそ素直に笑えるコメディアン見つけると天才...🙏となる

 

 

追記

うーーーん、やっぱり(本人が無意識だったとしても)搾取してきた側が自分たちの行いをネタにすることへの違和感がすごい、、、、それを徹底的に批判的な目線から行ってるなら受け入れられるし笑えることもあるかもですが、これってだめだよね(笑)くらいのスタンスでやってるようにしか見えないのがひっかかる てかそもそも避妊問題って深刻だしデリケートなのにこんな男女あるあるみたいな形で消費してしまっていいのか、、、

と今日考えててこう思ったけどこれは私がダイレクトに関係する話題(日本人ネタ、妊娠&避妊ネタ)だからこう思ったけど、自分がこれまで同じような構造の笑いの流れを使ってなかったのかと言われるとわからないしほんと怖い、自分の発言に責任持ちたいなあとなればなるほど人と話すの難しくなって何も言えなくなる😭