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『ティグ:それでも立ち続ける』(Tig)感想

ドキュメンタリー映画『ティグ:それでも立ち続ける』(Tig)の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

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スタンダップコメディアン、ティグ・ノタロという女性についてのドキュメンタリーです。

 

スタンダップコメディは多少見たりしてるけども、コメディアンが普段どんな日常を送っているのかは全く知らなかったので、ドキュメンタリーとても新鮮だったし、やっぱり滅茶苦茶思慮深くて頭の回転早い人なんだなあという印象を受けた。

自分に起こった不幸の連続をこうやって笑いに変えれるのってどれだけエネルギー使うんやろうか。精神強いから、とか、乗り越えたからネタにできるとかじゃなくて、ドキュメンタリーみてると本当に身を削ってネタにしてるというか、笑いにしなくちゃやってられないとか言ってて、私には到底できないことやしそもそもそこまでの苦しみを私は味わってきてないなあと。

「私はガンです」ってオープニングから宣言してて、これ以降笑っていいのかどう受け取ったらいいのかってオーディエンスも私も困惑やったのですが、日頃から自分の胸は小さいと文句言ってたら胸が怒って、乳がんになってしまい結果両胸摘出したのでさらに小さくなったというネタは思わず笑ってしまったし、会場も大ウケで、自分や周囲の人が乳がんを経験した人達が笑いに変えてくれてありがとうってティグに伝えてたのが印象的。

同時期発売のKISSのCDよりティグのコメディを収録したCDが売れたって凄まじいよね!!!そもそもスタンダップコメディショーの音源がCD化されて販売されてるって日本じゃ聞いたことなくて、アメリカって日本よりもオーディオ文化が豊かやなあといつも思います。ポッドキャストとかも日本より盛んよなあ。最近ようやくポッドキャストを活用し出したのですが、まだまだ知らない世界がたくさんあって楽しいです。

コメディアンのドキュメンタリーとしても十分に見応えあるけど、自然妊娠以外で子供を持つ方法、特に代理出産について知るのにも良い作品やったと思います。
「お母さんの血を継ぐ子を持つ最後のチャンス」って話した後に、医者から電話があって妊娠してませんでしたと伝えられるシーン、見てるこっちまで辛かったなあ。


Netflixにあるティグノタロのショーの概要読んでたら、本作から数年後、どんな形でかは知らないけれど、子供を迎え入れたみたいなので、そっちもすぐ見たいです。