『テネット』を3回見た後の感想
このあいだ『テネット』鑑賞1回目の感想をアップしたりしましたが
その後2回行ってきたので改めて感想を残しとこうと思います。
※今回はネタバレあります
1回目はtohoの通常シアターでしたが、
2回目は大阪エキスポシティのレーザーIMAX、
3回目はtohoなんばのIMAXで鑑賞しました!
エキスポのレーザーIMAXは言わずと知れた有名なシアターですが、本当に凄くて。
ありがたいことに1時間あれば行ける距離に住んでいるので、何かと訪れております。
3年前のちょうど今頃、同じくノーラン監督の『ダンケルク』にハマった時もお世話になりました。
今年だけでも、TENETのほかに、『1917』、『地獄の黙示録ファイナルカット』『インターステラー』を観に行ったんですが、とにかく迫力が凄まじい。音の大きさもだけども、なんせビル7階分にあたるほどのスクリーンの縦の長さで、(それに付随する横の長さも!)、映像に飲みこまれそうになってインターステラーなんて酔ってしまったくらい。
今作も見終わった後、疲労感どっしりでした。
と、同時にノーラン作品をほぼオリジナルの画角で見れることの贅沢さを噛み締めてきました。ほぼ正方形!!!!!!!
1回目鑑賞後、パンフレットや解説ブログを読んで復習していったので、初回よりは台詞とか動きとかかなり分かったけども、それでも理解が追いつかないので一時停止をお願いします🙏となるシーンがめちゃあって、
不思議だったのが、2回目よりも3回目のほうがわからなくて頭がぐっちゃぐちゃだったこと。
「無知は武器」という言葉を身をもって体感しました。
自分の中であんまり納得いってないのが
元々順行だったひとが、aの時点から逆行して、更に順行になって、aの時点を迎えたとき、元々の順行の自分と、逆光から戻ってきた順行の自分が存在すると思うんだけど、順光の自分が2人同時に存在することは大丈夫なのでしょうか?
友達と頭を抱えながら話し合った結果、その後、最初に逆行した時点からは1人になってるという解釈をしておりますが、そこまでのあいだ、逆行と巡航を繰り返した数だけ自分が増えていくよね?!?!
誰か教えて欲しいです🔥追いつかぬ🔥的外れなこと言ってそうで怖いですが
あともう一つ疑問だったのが、
記録が残るなら、アルゴリズム回収できたことの記録もTENET内部ではなんかしら残ってるはずだったり、他のことでも、記録辿ればわかってたことでは?ってことだったんですが、
無知は武器という言葉をニールが何回も言ってたのを、主人公も今回で自分で実感したので、黒幕である未来の主人公があえて何も教えなかったのでは?
と言う考え方を友達に教えてもらって、ものすごく納得🔥だとしたら余計に主人公とニールの関係性が...🤦♀️
2回目以降やっと最初と最後で主人公を救ってくれたニールの動きを認知できてよかったです。
ロバート・パティンソン、世間的にはトワイライトなのかもしれないけど、私としてはNetflixのシャラメくん主演映画『キング』で滅茶苦茶嫌な役をやってたイメージが強いので、今作かっこよすぎてギャップで好きになりそうです。
ノーラン監督作品のキャスティングの人の仕事ぶり最高🔥
ギャップでいえば、ダンケルクで圧倒的信頼感を勝手に感じていたケネスブラナーの、今作での役どころが🔥最高🔥最高しか言えんけど最高🔥
ジャイアンかよ?!って台詞があったんですが(キャットに対して、俺がお前を手に入れられないのなら、誰もお前を手に入れられない的な)、一言一句正確に覚えておきたいので台本欲しいし、
そんなセイターからの支配に対してキャットが自分自身の手で終わらせるのが良かったけど、Twitter等で話題になってる通り、ここまでのDV表現が注意書きだったり事前に予告しておくことなく突然出てくるのは確かに問題かもなあと思いました。この作品に限らずですが。
あと小さいことですが、
3回目の前に、今作の衣装のスーツのこだわりについての記事読んだのでスーツに注目してみたんですが、たしかにニールのスーツは他の2人に比べて着込んでる感あったりサイズちょっとおっきかったり、シワがあったりする&本人気にしてなさそうで、それが様になるのがかっこいいなあ、ニール。
マックスがニール説、確かに納得のいく点もあるし、名前の件とか気づいた人凄いなあと思う一方で、ちょっと無理やりすぎないか?と思ったりもする。
けど、マックスがニールだと思う理由はいくつもあっても、マックスがニールじゃないと思う理由はそんなに思い浮かばないので、これも『インセプション』の最後みたいに、考えて楽しもうと思います。
答えを出さないでくれてありがとうございます、ノーラン監督!
序盤のテロのシーン、具体的にどの組織がどんな策略を持って、さらに別の組織がそれに気づいて〜とか全部分かりたいんやけど、分からないのでこれもまた機会があれば考えたいな。
ネットの考察ブログや動画を見て、なるほど!と納得しても、コメント欄で、それは違います!というのを結構見かけたりして、この映画を理解しきってるのはノーランただ1人なんだろうなあと。
これ以上、今映画館で観ても理解は進まないと思うので、物理学者による考察上映会でもあればまた観に行きたいなあとか夢みたいなこと思っております。
ダンケルクに続き、テネットも堪能できて幸せでした!数年後また友達と頭抱えながら新作見に行くこと楽しみにしております!