I'm too lazy to stop being lazy

映画や海外ドラマ、Netflix作品を中心に、好きなことについてだらだらと。

『レディ・バード』(Lady Bird)感想

映画『レディ・バード』(Lady Bird)の感想です。

 

映画館で3回ほど観ました。

f:id:guavajuice:20200905093259j:image

 

グレタ・ガーウィグの自伝的映画。

 

 

観る前から絶対5億点級映画だろうなぁと思ってたけど、やっぱり5億点でした...!!!

 

最近こういう「スクールカースト上位でもなく下位でもなく中途半端な位置で他の人とは同じになりたくないともがくけど結局自分は何者にもなれないんだって苦しむ女の子a.k.a.私の映画」が多くて幸せです。

 

スクールカースト上部のキラキラした映画(クルーレスとか)も好きだけど、やっぱり私はこういうエレン・ペイジが演じてくれそうな映画が1番好きなのです。

 

そういう等身大の主人公が奮闘する話ってだけでもう愛おしくて仕方ないのに、キャストも最高ですね!!!

 

最近同世代のスターがあらゆる作品で活躍しててこの人たちと一緒に時代を歩んでいけることへの喜びが凄まじい。

 

シアーシャ・ローナンはどっかで見たことあるなぁと思ったら『つぐない』の妹ちゃん!相変わらずの透明感で可愛かったんだけど、大きいスクリーンで観ると肌が私並みに荒れてることが分かってより好きになった、まさに等身大のアイコンって感じです。イケてない女子高生の話なのにお肌ツルツルでスタイル抜群で結局完璧みたいな女優さん使われたらリアリティなくて全くのれないけど、これは最高!

 

 

そして言わずもがななティモシーシャラメ!!!!!!!!!国宝!!世界遺産!!!!!!!ここ数年、私がシャラメくんの話しかしてないので周りの人はうんざりしてると思いますが、彼と同じ時代に生きてること、祝いたい!!!!


シャラメくんがスーパーこじらせバンドマンとか私得でしかなくてーーーー。ボンクラ役からクールなキャラまで違和感なく出来るシャラメくん!!!あなたは最高です!

 

 

あとルーカス・ヘッジズ!!!『スリービルボード』ではひたすら可哀想な息子役だったから、レディバードとのデートシーンでにこにこしてるルーカスくん見て、本当に良かったねぇって泣いちゃった。

 

笑った顔メチャ可愛い!
この映画に関係ないんですが、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカスくんの役のオーディションにシャラメくんも参加してたと彼がインタビューで言ってて。尚更この映画観たいです、物凄く。

 

 

あとー!レディバードのママ役が『ビッグバンセオリー』のシェルドンのママでー!!!!

しかも舞台カルフォルニアだしシェルドンが終始頭の中にいました

 

 

『ユニークライフ』のお姉ちゃんの親友役で出てた女の子が演劇に参加してたりだとか、ちらほら観たことある顔がいて。もう!キャスティングした人!有り難うね!

 

 

全編通して、わかりみしかなくてー!
初めの「なんか達成したい!けどそれが何か分からない!」っていう台詞からもうーー!!!!!私でしかないなあ

 

 

中高時代、周りがお金持ちのおうちの子ばっかりで、私も親に十分好きなことさせてもらってたのにもっと凄い周りの友達が羨ましくなったり。周りほど大きくない家だからあんまり友達に家に来て欲しくなかったり。

 

あとずっと一緒にいてくれる友達が1番だ!って分かってるのに、もっとクールな子と遊びたいって背伸びしてみるのもわかるし、その時に自分が普段仲良くしてる友達のことをそのクールな子たちは知らなかったり、え?あの子?みたいな感じで馬鹿にされるのが嫌であんまり名前出さなかったりとか、その時の自分への嫌悪感とか、痛いほどわかる。

 

 

母親が口うるさくて、私もそれに反抗するからしょっちゅう大げんかになって、結局私の話に耳を傾けてくれて2人の間を取り持ってくれるのは父親だったり。

 

 

中学校高校がプロテスタントの学校で、週の半分くらい朝に礼拝あったから、礼拝のだるい感じも懐かしくて。

 

真面目にアーメンって言うべきかそれともそんなのダサいし言わないべきかいつも考えたなぁ。自意識過剰すぎて今なら笑えるけど当時は必死。

 

 

この映画に関してはいつまでも書けるんですが。

ただただ私の映画でした。

この主人公私じゃんって思ってる人世界に100万人くらいいるだろうなぁ。将来子供に見せて、こんな感じで生きてもいいんだよーって教えてあげたいです。

 

グレタ・ガーウィグは私の守護神

ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』(The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story)感想

海外ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』(The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story)の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

f:id:guavajuice:20200904222627j:image

 

 

glee』でおなじみライアン・マーフィー制作のテレビシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』の第2シーズン。シーズンごとに全く題材が違うので、いきなりこのシーズンだけ見ても全く問題なしです。

 

 

 

ダレンクリス...!!!!
gleeのブレインのイメージが強くて、愛され王子様キャラのダレンクリスしか見たことなかったので、こんなにも雰囲気変えれるのかと驚愕しました。

 

滅茶苦茶格好いいはずなのに気持ち悪く見えるのほんとすごいよなあ。

ダレンクリス作品もっと観たいです。

今後が楽しみだな!

 

 

glee』放送開始から10年経った今年も、『glee』はもちろんですが『POSE』『ポリティシャン』、このドラマ、あと『ノーマルハート』も観たし、ライアン・マーフィーに支えられて私は生きております。

 

まじでありがとうーー!!!!

アウトサイダーに優しい世界。


ライアン・マーフィーのファンミとかないのかな、ほんと。感謝を伝えたいです。

 

 

アンドリューの感情がなかなかつかめなくて序盤は終始はてなだったけど、終盤お父さんとの関係が描かれてたところで、あっめちゃわかるわ...となった。

 

他の人と違ってていいんだよ、というか他の人と一緒なんてつまんないから、っていうことをずっと言われて育てられてきたから、型にはめられなかったのは本当に良かったけど、特別にならなきゃっていうプレッシャーがずっとあってそれが未だにしんどいです。

 

なのでアンドリューがなにかとspecialになりたいとかいって必死にもがいてる気持ちわかりすぎた。

 

とはいいつつ結局なんでヴェルサーチ暗殺したのか分からなかったけど、殺した理由よりもアンドリューが何ヶ月も捕まらなかった原因に注目すべきとライアンマーフィーが言ってて、確かになあとなりました。


同性愛者への嫌悪がゆえに、アンドリューのポスター貼らなかったとか、なあ。

 


ヴェルサーチ、あんまりいいイメージなかったけど強い女性を称えてくれてると知れたので興味持ちました。

 

リッキー・マーティン切なすぎたね。

『僕の家族のすべて』(All in My Family)感想

ドキュメンタリー映画『僕の家族のすべて』(All in My Family)の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

f:id:guavajuice:20200902211543j:image

 

中国出身でアメリカ在住の男性が、中国に里帰りし、家族に同性パートナーと代理出産にて生まれた子供の存在を話しに行くドキュメンタリー作品です。

 


「"普通"の家族でも幸せじゃないでしょ?」
っていう言葉( ニュアンスの極み )。

私は常に私が持つ価値観からかけ離れた価値観を持つ人( 女の子なんだから料理できないとね!とか、こないだ同性に迫られた。キモかった!とか平気で言っちゃう人が時々いる)に反発してしまうし、嫌ってしまうし、一生分かち合えないなと敵視してしまうんだけど、

この映画を見てたら、そのひとたちは今とは違った価値観の中で育ってきて、それを当たり前として生きてきたんだから、一概に悪者として切り捨てるのは良くないなと反省しました。

 

 

私が今持ってる価値観だって、私の娘や孫世代からしたら、は?ふざけんな?これだから年寄り嫌いと思われるかもしれないし。

 

 

難しいよなあ。「彼氏」「彼女」じゃなくて、「恋人」「パートナー」って言葉使いたいなあと思ったけど、実際普段のカジュアルな会話に使うのはなかなか違和感ある。

けど、そういう私たちの言葉が誰かを傷つけてるんだよなあ。

 

 

おじいちゃんが孫の鼻をつまんで鼻を高くしようと結構鼻に執着してたの見て、私の子供にも絶対やるぞとなったし、高校生の頃必死に鼻つまみながら授業受けてたのが懐かしくなりました。

 

 

私の両親は度がすぎるくらい私と妹の味方だったけど、私ももし子供を持つことになったら絶対的な愛情を注いで、一緒に戦って生きたいし、超絶自尊心高くて生きやすい子に育てたいです。

『2分の1の魔法』(Onward)感想

映画『2分の1の魔法』(Onward)の感想です。

 

なんばパークスシネマにて吹き替え版を鑑賞しました。

 

※ネタバレあります

 

f:id:guavajuice:20200902142328j:image

 

ディズニーのピクサー映画最新作。

 

元々字幕派だってことと、トム・ホランドクリス・プラットが演じる主人公兄弟が見たかったという理由で、字幕で観たい気持ち100%だったのですが、どうしてもタイミングが合わず吹き替え版で。

 

吹き替え自体は堪能できたんだけど、気になるセリフがいくつかあって、字幕版でもう一回行きたいです。

 

 

途中で主人公兄弟の車を止めた女性警官が「私も、パートナーの子供が〜」って発言するんですが、わざわざパートナーって言葉を役に選んだってことは同性カップルを示唆してると考えていいのかな?
ピクサーならきっとそうだと信じよう!

 

と思って後から検索するとその通りだったみたいで、私の勘ぐり過ぎとかじゃなくて嬉しかった。

 

この台詞のせいで中東ではこの作品が上映禁止の国もいくつかあるみたいですが。


オリジナル版でのセリフが気になって調べてみると、「パートナー」にあたる部分が「my girl friend」だったと判明。

 

「ガールフレンド」の方がわかりやすい気がするんですが、どういう経緯で「パートナー」という言葉になったのか過程が純粋にとても気になります!!


パートナーという響きもいいなあと個人的には思いますが。誰かの恋人や結婚相手を指す、性別問わない言葉として「パートナー」使っていこうと最近思っているので。

 

吹き替え版のこの台詞の声優さんが『ビッグバンセオリー』のエイミーの声優さんかな!と個人的に超絶嬉しかったのですが、エイミー ではなく、『クリミナルマインド』のガルシアの声優さんだったみたい。

なんとなく似てる!失礼しました。

 

あと他の台詞で気になったのが、序盤の「男の勇者」(滅茶苦茶ニュアンス)な言葉。

 

ジェンダーに配慮してるなら、ここも配慮しそうなのになと感じたんですが、オリジナル版だと違った感じなのかな?


好きだったのが、チートス(っぽいチーズスナック)に巨大にする魔法をかけて、チートスの船に乗るという発想!

愛おしすぎてあのシーン祭りたかった!最高!

 

お兄ちゃんのスウィートさが『シングストリート』 のお兄ちゃんとかぶってしまって、終始ジャック・ライナーが脳裏に存在したなあ。

 

ディズニーなので、お父さんと主人公の感動の対面シーンがあるのかと思いきや、お父さんとの時間をお兄ちゃんに譲ってて意外だったんだけど、これはこれですごい好きでした。優しい世界やなあ。

 

お兄ちゃん、無言でユニコーンの愛車を自ら犠牲にして、弟を助けたのかっこよかったです。何でもかんでも言葉にすれば良いってものじゃないよね。

 

トムホとクリスプラットの兄弟コンビを見たかった気持ちがかなり大きいのですがYouTubeでオリジナル版のプロモーション動画見て字幕版への想いを必死に抑えております。

 

https://youtu.be/OMT7QhB45yA

『Girl/ガール』(Girl) 感想

映画『Girl/ガール』(Girl) の感想です。

 

シネリーブル梅田にて鑑賞しました。

f:id:guavajuice:20200901233719j:image

 

プロのバレエダンサーを目指す、トランスジェンダー女性を描いたベルギー映画です。

 

 

理解あるお父さんがいて、バレエという好きなことを見つけれて、好きなことに夢中になれて、周りの同世代や先生も一応理解あって(ある風)で、直接的ないじめはなくて(けどシャワーとか服脱がせるコールとか配慮がなさ過ぎる)


そんな状況だけど、そんな中でもあのラストシーンに至ってしまうくらいララは苦しんでたんだなあと思うと、
昔に比べて少しずつだけどマイノリティが受けいれられるようになってきてる今の世界でも、当事者の人たちは私たちには到底想像できないような生き辛さを感じてるんだろうなあってやるせなくなりました。

 

 

なんかもう性別って何なんだろうって最近分からなくなってきました。。とか同性が好き、異性が好きとか。


恋愛の話になると私を含め必然的に異性間の話という前提になるけど、それがずっと昔から異性とか同性とか性別は関係ないという前提であれば、同性愛が一般的なことになってたのかなあ?と考えたり。


男は女が好き、女は男が好きってそもそも自分で異性愛者と意識する前から刷り込まれてるし自分で選択したというより勝手にそういうふうな意識を持ってたって感じじゃない?難し過ぎますが


性別もそうで、男性・女性っていうのがただの記号だったら、"らしさ"とかそんなことを刷り込まれず、みんな好きに生きれるのになあと思いますが、この映画の話からずれてきますね。難しい。

 


バレエの世界も女と男で役違うしそもそも衣装が違うし、男はトウシューズ履かないし、それはなんでだろうって考え出したら頭が追いつかなくなりました。

 

 

ララの辛さを取り除くには何が必要だったんだろうって考えても考えても答えが出てこないのが悔しいし、それだけ複雑な問題ってことなのかな。

 

 

小学生の6年間バレエ習ってたから、バレエシーン楽しくて仕方なかった。

 

トウシューズ初めて履いた時の喜び。トウシューズの痛さ。あそこまで血ダラダラとかはなかったけど、血豆ばっかりでサンダル履けなかった思い出。運動なんて嫌いだと自分では思ってたけど、音楽に合わせて体で表現するのって楽しいよねって思い出せて良かった。


あと私は体が小さい頃から大きかったから、あのぴったりとしたレオタードが本当に嫌いで。理由は違うけどララの気持ちがちょっとだけ分かった気がした。

『アザーフッド 私の人生』(Otherhood)感想

映画『アザーフッド 私の人生』(Otherhood)の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

f:id:guavajuice:20200901142100j:image

 

私も私の友達も、もし子供産むことになって、子供が成人して親元離れていったら、

大人だけで私らまじ頑張ったわな!!!!最強かな!!!って祭りたい!!

 

孫のベビー服爆買いしたい!!!!!

 

夜中にアイス食べたいし、クラブに繰り出したいし、子供の恋人と語り合いたい!!!


少なくても20年以上先の話ですが。

 

とりあえずママ三人ともお金持ちでひたすら良いなあという感じでした。

 

弾丸ニューヨーク旅して、摩天楼見下ろせるホテル泊まりたい。財力!!

 

中学生の反抗期ピークの頃、毎日何回も母親と喧嘩してて2人とも意地張ってたけど、今になってようやくお互いゆるくなって仲良くなりました。


2年前の冬に母と2人でニューヨーク一週間旅行して、夜中にホテルでお酒飲みながら恋愛話したり、手繋いでブルックリンを散歩したりとか、なんか懐かしくなったなあ。

 

お互い今でも素直じゃないから、恥ずかしくてそんなことあったね〜楽しかったね〜とかは口に決して出さないけど。

 

そして『ミディアム』のアリソンと、『アグリーベティ』のアマンダと、『グレイスアンドフランキー』のピーター!!!!!!沸いた!!!

 

特にベッキーニュートンは本当にいつでもゴージャスで大好き。また『アグリーベティ』観たいんだけどどこかで配信してくれないかなあ。

『ヴィール・ダースの無くしたもの』(vir das losing it)感想

スタンダップコメディ作品『ヴィール・ダースの無くしたもの』(vir das losing it)の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

 

f:id:guavajuice:20200831193153j:image

 

Netflixスタンダップコメディショーを観るのがここ数年好きなんです。

 

女性が派手な服装してたら、イコール俺を誘惑してるんだと思っちゃう男性に対して、if she's asking for it, she can just ask for it!ってキレてる動画をインスタで見かけてまじその通りだよなとなったので。見てみました。

 

 

ヒンドゥー文化圏ではもっと酷いんだろうけど、日本でもどこでもそうだよねえ。


別に誰に見せたい訳でもなく、ただかわいいから着たいってだけでVネックとかタイトスカート着てたら、エロいだとか露出しすぎだとか異性からはもちろん、同性からも言われるの、生き辛い。

 

けど、そんな声に負けて地味な服着るとかまっぴらごめんなので、性別関係なくみんな好きな服着て強く生きようね☺️💕

 

2020年なんだしね🙏

 

80% of masculinity is bullshit

ほんとうにわかりみしかないという感じです。

 

なんで男は強くなきゃいけないの?って言ってたけど、これもまた、その通りだよなとなった。

 

男性が悪いとか言いたいんじゃなくて「男らしさ」とかいうそのもの自体が無くなればいいなあと思う。

 

 

勝手にフェミニズムの話題中心かと思っていたので、全然そんなことなくて正直前半ついてけなかったです。


インドについてなんにも知らないなあと自覚。


『ビッグバンセオリー』のラージの発言くらいしかインドについての知識源がありません。


牛をネタにするのが好き&ウケるってことはわかったので良い収穫!