『2分の1の魔法』(Onward)感想
映画『2分の1の魔法』(Onward)の感想です。
なんばパークスシネマにて吹き替え版を鑑賞しました。
※ネタバレあります
ディズニーのピクサー映画最新作。
元々字幕派だってことと、トム・ホランドとクリス・プラットが演じる主人公兄弟が見たかったという理由で、字幕で観たい気持ち100%だったのですが、どうしてもタイミングが合わず吹き替え版で。
吹き替え自体は堪能できたんだけど、気になるセリフがいくつかあって、字幕版でもう一回行きたいです。
途中で主人公兄弟の車を止めた女性警官が「私も、パートナーの子供が〜」って発言するんですが、わざわざパートナーって言葉を役に選んだってことは同性カップルを示唆してると考えていいのかな?
ピクサーならきっとそうだと信じよう!
と思って後から検索するとその通りだったみたいで、私の勘ぐり過ぎとかじゃなくて嬉しかった。
この台詞のせいで中東ではこの作品が上映禁止の国もいくつかあるみたいですが。
オリジナル版でのセリフが気になって調べてみると、「パートナー」にあたる部分が「my girl friend」だったと判明。
「ガールフレンド」の方がわかりやすい気がするんですが、どういう経緯で「パートナー」という言葉になったのか過程が純粋にとても気になります!!
パートナーという響きもいいなあと個人的には思いますが。誰かの恋人や結婚相手を指す、性別問わない言葉として「パートナー」使っていこうと最近思っているので。
吹き替え版のこの台詞の声優さんが『ビッグバンセオリー』のエイミーの声優さんかな!と個人的に超絶嬉しかったのですが、エイミー ではなく、『クリミナルマインド』のガルシアの声優さんだったみたい。
なんとなく似てる!失礼しました。
あと他の台詞で気になったのが、序盤の「男の勇者」(滅茶苦茶ニュアンス)な言葉。
ジェンダーに配慮してるなら、ここも配慮しそうなのになと感じたんですが、オリジナル版だと違った感じなのかな?
好きだったのが、チートス(っぽいチーズスナック)に巨大にする魔法をかけて、チートスの船に乗るという発想!
愛おしすぎてあのシーン祭りたかった!最高!
お兄ちゃんのスウィートさが『シングストリート』 のお兄ちゃんとかぶってしまって、終始ジャック・ライナーが脳裏に存在したなあ。
ディズニーなので、お父さんと主人公の感動の対面シーンがあるのかと思いきや、お父さんとの時間をお兄ちゃんに譲ってて意外だったんだけど、これはこれですごい好きでした。優しい世界やなあ。
お兄ちゃん、無言でユニコーンの愛車を自ら犠牲にして、弟を助けたのかっこよかったです。何でもかんでも言葉にすれば良いってものじゃないよね。
トムホとクリスプラットの兄弟コンビを見たかった気持ちがかなり大きいのですがYouTubeでオリジナル版のプロモーション動画見て字幕版への想いを必死に抑えております。