『アメリカン・アニマルズ』(American Animals)感想
映画『アメリカン・アニマルズ』(American Animals)の感想です。
WOWOWで放送されていた際に鑑賞しました。
実際の犯人達も登場して当時を振り返る、実話の犯罪事件を描く、変わった映画です。
何かを成し遂げたいけどその何かが何なのかわからんとか、自分を特別な人間だと思っておきたいとか、犯罪者にはなってしまったものの、彼らの気持ちが痛いほど分かりました。
その'何か"に向けるエネルギーを犯罪じゃなくていいことに使えばよかったんやけどなあと思いはするけど。
けれど、その"何か"が何なのかわからないもんなあ。
何かしたくて犯罪起こしてしまった彼らが、この作品で映画デビューすること、なかなか不思議な巡り合わせだなあと思います。
素人が計画立てて犯罪起こしても映画通りにはいかないんだと身に染みました。
みんな考え浅はかすぎて笑ったけど本人たちは至って本気。
『ダンケルク』大好き人間なので、バリー・コーガンを『ダンケルク』以外でも見れて嬉しかったです。
彼はこういう役が似合うけど、一度くらいバリーが楽しそうにしてるだけの映画も観てみたいものです、あれば教えてください。
あと、『POSE』のエヴァン・ピーターズ!
POSEのスタン役でしか知らないので、繊細で寡黙な役のイメージだったけれども、こういう役もお似合いですね。みんな才能豊かやなあ。
『glee』のブレイクも久々でしたがDV騒動以来元気にしてるのか気になります。
彼らのうちの1人がこの事件を当事者サイドから振り返って本を作っているみたいで、完成したら是非読みたい。
映画館、タイミング合わず見にいけなかったけど、やっぱり無理やりにでも行くべきでした。好きなタイプの映画です。