I'm too lazy to stop being lazy

映画や海外ドラマ、Netflix作品を中心に、好きなことについてだらだらと。

『ジョゼと虎と魚たち』アニメ版と実写版の違い

現在公開中の映画『ジョゼと虎と魚たち』アニメ版、楽しみにしてたのですが全くハマらなかったので、この機会にこれまで未読だった原作を読んで、数年前に観てとても好きだった実写版も見返してみました。

 

原作は短編なので、そもそも実写版もオリジナル部分が多いものの、実写版は原作の空気感に近くて私はそちらがやっぱり好きやったみたいです。

 

アニメ版の、恒夫が事故で足怪我してジョゼと同じく歩けない状態になる→リハビリで回復していくくだりとか、ジョゼに絵の才能があるという設定とか、なんか安直すぎひんかなあと腑に落ちなかった。

 

あと恒夫がなんでもできるし優しいし勉強もできるし完璧っぽいキャラでそれが好きではなかった。実写版の恒夫の未熟なところとか軽率なところとかだらしないところとか、良くも悪くも人間らしいなあというところがリアルで好きだったみたいです。

実写版は恒夫だけじゃなくてジョゼ、香苗の要素も全部私も持ってるものだなあと。

特に恒夫に対するジョゼの言動が私でしかなかった。帰れってキレるのに帰られそうになると私をほって帰るつもりなんってまたキレるのとか、身に覚えがありすぎて。

 

あと実写版で好きなのは恒夫がジョゼの顔中にキスするシーン。あのキスシーン最高に好きです。ベストに入るかも。とびっきりキュート。

あの妻夫木聡はずるいよね!!!!!

 

アニメ版の良さはアニメやから描けるあの魚が空を泳いでるようなシーンやと思いますが、実写版のホテルで魚投影して貝まで泳いでるシーンのほうが好きやなあ。

アニメ版は全体的に現実離れしてて、おとぎばなしっぽかったなあ。確かに映像は綺麗やったし大阪が舞台で馴染みの場所ばっかり出てくるのはわくわくしましたが!!!!天下茶屋駅!!

 

 

2020年に映画館で観た映画がどれもこれも好きやと思うもので、もうどんな映画観てもそれなりに好きと思うようになってしまったんかなあと思ってたら、2021年一発目であんまり合わないものに出会えて、2020年の豊作具合を改めて感じました...笑!