I'm too lazy to stop being lazy

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『彼らが本気で編むときは、』感想

映画『彼らが本気で編むときは、』の感想です。

 

Netflixにて鑑賞しました。

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リンコさんみたいなひとを好きになったら、男か女かなんてどうでもいいっていうマキオの台詞。

本当にそうだよなあ。

異性愛が当たり前だと生まれた時から刷り込まれてるから何にも考えることなく大多数の人が普通に異性を恋愛対象としてみてるけど、もしそんな概念が全くない世界に生まれてたら、違ってたんかなあとか時々考えます。

 

とか、いまだに同性婚ができない日本ですが、同性婚を認めるというだけでどれだけの人が幸せになるのかわからないのかなあ。

 

別に他人には関係ないし、結婚によって誰も傷ついたりしないし、当事者たちが結婚できる権利を手に入れて、ただ結婚したい人たちが結婚して幸せになるだけのことなのに、なんで無関係の人たちがそれを邪魔するんでしょう。

同性婚認めると生産性がーとかいう人、それは異性同士で結婚している人達の中にも子供を産みたくないor産めないor自分では産まないけど養子受け入れる、とか他にもあるけど出産をしない選択をする人が沢山いることに気づいているのでしょうか?

その人たちや、将来結婚しても子供を持つつもりのない若者のことも傷つけてるんですが。

 

自分とは違う立場の人のことを想像もしようとせず、ジャッジする大人たちが大嫌いです。

 

 

私は自分が許せないことに対して我慢ができなくて攻撃的になってしまうので、リンコさんがああやって耐えて耐えて編み物で怒りを収めてるの、強いなあと感じた。

 

ただ、好きな映画だったけど、やっぱり邦画独特の空気感とか台詞の感じとかが私にはしっくりこなくて、もやもやしてしまった。邦画全然観てないので苦手意識なくしたいんだけどなあ。
 

あと生田斗真は好演だったんですが、映画『Disclosure トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして』から私が学んだことで、

 

guavajuice.hatenablog.com

 

トランスジェンダー女性役をストレート男性が演じることはトランスジェンダー女性の雇用の機会を奪っているだけでなく、女装の意味合いが強くなるから危険ということがあって。

トランスジェンダー女性は女装してるのではなく、女性であるので。

 

だからとても複雑でした。難しい問題だけど、だからといって諦めるのではなく考え続けたいです。