『WAVES/ウェイブス』(Waves)感想
tohoシネマズ梅田にて鑑賞しました。
※ネタバレあります
「プレイリストムービー」というフレーズが宣伝で使われてたり、予告の映像がどこを切り取っても綺麗だったり
音楽と映像美がメインの映画かなあと思ってたら、全然そんなことなくて、良い意味で非常に疲れました。考えるの大好きなので滅茶堪能しました。
光や色の使い方が独特なのと、カメラワークも手取り風で完全に酔いましたが。
特にタイラーがパトカーに乗ってるシーンは酔いすぎて画面見れず。
そうしてたら気づかぬ間に何回もスクリーンサイズ変わってて、これは映画館で観てよかったと思う一方、どのタイミングで切り替わるのかもっとしっかり観たかったという思いがあります。
前半、こうやってタイラーの視線で事件までの流れを見たら、タイラーだって殺そうとは全く思ってなかっただろうし何なら怪我の件ではかわいそうだな、そんなに頑張らなくても、と感じたし、お父さんとの関係性でも悩むこと大いにあったよな...。この経緯を踏まえたら終身刑はあまりにも重くないか、と思ったけど、
この事件がテレビニュースで流れてたら、きっと私は、なんで酷い事件なんだ、犯人は何考えてたんだろうと怒ってただろうな。
与えられた数少ない情報で知らない人のことをジャッジするのはやめようと本当に思います。
後半、絶望の中のルーカス・ヘッジズに救われたなあ。
飴食べる?ってチュッパチョップスみたいなん差し出したルーカス可愛すぎたので、私もあんなかわいいロリポップ持ち歩こう!
ルーカス・ヘッジズとエミリーの関係性がとても素敵でした。あんなカップルになりたいよね。ああやって寄り添っていきたいです。
「プレイリストムービー」っていう謳い文句だったけど、たしかにサントラ最高でした。リンクしてた。サントラ聞き浸る日々だね。
予告編観て、フランク・オーシャンずっと聞いてたのでGodspeedどこでくるのかなあとワクワクしてたんだけど、全く使われてなくてちょっと落ち込みました。楽しみにしてたのに。
予告編で印象的だった歌が実際は使われてないの、最近結構多いですよね。毎回、その曲がどんなシーンで流れるのか勝手に想像して楽しみにしてるので悲しいです。
マナティ、あんなところで泳いでるのかとしれてよかった&野生のマナティと泳ぐという夢が新たに増えました!