『ゴーストワールド』(Ghost World) 感想
映画『ゴーストワールド』(Ghost World) の感想です。
DVDで鑑賞しました。
「あ、これ私じゃん。」っていう映画でした。
周りと一緒にされるのなんて真っ平御免だし、中々集団に馴染めなくて、いっつも数少ない友達と一緒にいて。いわゆる大量生産系のファッションや趣味の人をバカにして、私はそうはなりたくない、心の何処かでは特別な存在になりたい、誰かから認められたいと思ってる。
だからといって何か凄い武器や個性がある訳ではなく、結局自分に自信なくて、こんな自分が嫌で嫌で自己嫌悪で憂鬱な日々。個性的で味のある人に心底憧れるけど、そんなふうになりたいと意識をしてる時点で凡人中の凡人ってことに気づく年齢になっちゃったのがちょっと切ない。ティーンエイジャーあるあるな心境なのかなあ。
イーニッドが考えてることが痛いほどわかってしんどかった。
今まで一緒だった友達が、何か新しいものに出会い、どんどん変わっていくと、寂しくなるのもとても共感できたし。
別に毎日ずっと鬱々してる訳じゃなくてむしろ1日の80パーセントは楽しいし幸せな気分なんだけど、ふとしたときに全く知らない世界へ行きたい、消えたいって気分になるから、イーニッドの台詞が響いた。毎日幸せだし憂うつ。
時々自分が何をしたいのかもわからなくなるし。とにかく自分を見ているようだった。
ラストシーンが曖昧だけど、それによってより考えたくなったし、この映画にもっと浸っていたい。
感情かき乱されて何が何だかわからないけどこの年で観れてよかった。
好きなところたっくさんある!
FUNKYとか。
二人の服もとにかくかわいい。
あと台詞ね!「あなたがモテない世の中が不満なの。」 っていう言葉は、タトゥーにして体に刻みたいくらい好きです。ほんとその通り。
私が好きな人たちは、みんなTHEモテてるっていう感じじゃないのに腹が立つ!世の中、見る目無さすぎ!!!!!!